よくあるご質問
そもそも、中小企業や零細企業に、経営相談やコンサルティングは必要でしょうか?
日常に経営相談をしている企業は増益傾向
→ 経営相談により、増益の可能性を高めることができます。
■ 日常の相談相手の有用性
第3-2-54図は、日常の相談相手の有無別に、直近5年間の経常利益の傾向別に見たものである。いずれの企業規模においても、日常の相談相手を有している者の方が、経常利益の傾向について「大幅増加」又は「増加」と回答する割合が高いことが分かる。
小規模企業白書 2020年版
2020年、中小企業庁刊行の「小規模企業白書」からの引用です。
この資料によると、日常的に経営に関する相談相手がいる小規模事業者、中規模企業は、増益傾向にある、とされています。
■ 経営相談をすることで経営課題が明確になり、その課題へ対応していくことが、利益の増加へとつながっていく。
■ 日常的に経営相談する経営者は、経営改善に対する意識がそもそも高い。
というような点が、相談と増益の因果関係、として予想されるところでしょうか。
また、少し古い資料からですが、平成24年版 中小企業白書にも以下の記載があります。
また、定期的な経営相談をしている中小企業は限られており、従業員規模の小さい企業は、今後の安定した事業継続のためにも、社内外の関係者等との定期的な経営相談により、的確な助言を受けることが望ましいと考えられる。
中小企業白書 平成24年版
定期的に経営相談を行っている中小企業は少ないようです。
そもそも相談の必要性を感じていない、相談費用がかかる、誰に相談していいか分からない、などの理由から、経営相談の機会を持つことができていないのかもしれません。
しかし、上記資料のように、「日常に経営相談をしている企業は増益傾向」というデータもありますので、今まで、経営相談をする機会や、経営相談により助言を受ける機会がなかったという方も、一度検討してみてください。