SWOT分析とは、
① Strength(強み)
② Weakness(弱み)
③ Opportunity(機会)
④ Threat(脅威)
の頭文字をつなげたもので、自社を、内部環境(強みと弱み)と外部環境(機会と脅威)に分けて分析していく手法のことをいいます。
(SWOT分析については、こちらで詳細を解説しています。)
クロスSWOT分析では、SWOT分析で分類した4つの要素を組み合わせて、どの組み合わせ、どの方向性が会社のさらなる成長に最適かを分析していきます。
① 強み × 機会 - 会社が成長する可能性が最も高い方向性
② 弱み × 機会 - 弱みを改善できれば成長できる可能性がある方向性
③ 強み × 脅威 - 脅威をチャンスに変えれれば、成長できる可能性がある方向性
④ 弱み × 脅威 - 現状、会社の成長が期待できにくい方向性
いちばんの正攻法の組み合わせは「強み×機会」の方向性です。
「追い風の環境に合わせて、長所を最大限に生かす。得意分野に特化する。」という方向性で、
中小企業の経営において、会社が成長し、最も成功の可能性が高くなる方向性であると言われています。
つぎに、「弱み×機会」「強み×脅威」の方向性は、それぞれマトリックスに記載がありますが、条件付きで成長できる可能性があります。
「弱み×機会」ー 弱みを改善することができれば、成長できる可能性あり。
「強み×脅威」ー 脅威をチャンスに変えることができれば、成長できる可能性あり。
最後に、「弱み×脅威」ですが、経営資源の限られている中小企業においては、避けておくことが無難かもしれません。
まずは、「強み×機会」の方向性で、成長の可能性を検討していくことが、中小企業経営のセオリーと言えるでしょう。
※ 同様な手法が可能かどうかは、お客様の状況、景気動向、経済状況、その時点での法令などによって異なる場合があります。
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