垣根涼介氏による『信長の原理』を読んだ感想です。
垣根涼介氏は、『ワイルドソウル』『君たちに明日はない』など時間を忘れさせてもらえる(現実逃避できる)作家で、楡周平氏などと並んで好きな作家です。今回の『信長の原理』は、マネジメント論の2対6対2の法則(パレートの法則)を最初から最後まで貫いていて話を進めていくという点で画期的でした。明智光秀の軍隊に比べて劣っていた羽柴秀吉の軍がいつの間に見劣りしなくなっていくというその理由は、顧問先の経営者にお話ししても興味がわくのではないかと思いながら、楽しませていただきました。
ところで、2対6対2の法則は、出口治明氏の『知的生産術』でも、記載されています。この本の中で、さぼる2割に力を入れるより、上位2割にどんどん仕事を任せることが大事と行っています。上位2割が走り出せば、中位6割はおいていかれまいとしてスピードを上げ、残り2割も姿が見えなくなると不安になって動き出すということです。
経営者は、従業員の底上げをするより、上の2割を走らせることが肝心であり、秀吉もこの手を使ったのではないでしょうか。
確かに、上の従業員が退職したときに、くすぶっていた従業員が光り出すのは良く経験しますね。これも素晴らしい組織の活性化ですよね。
垣根涼介氏は、『ワイルドソウル』『君たちに明日はない』など時間を忘れさせてもらえる(現実逃避できる)作家で、楡周平氏などと並んで好きな作家です。今回の『信長の原理』は、マネジメント論の2対6対2の法則(パレートの法則)を最初から最後まで貫いていて話を進めていくという点で画期的でした。明智光秀の軍隊に比べて劣っていた羽柴秀吉の軍がいつの間に見劣りしなくなっていくというその理由は、顧問先の経営者にお話ししても興味がわくのではないかと思いながら、楽しませていただきました。
ところで、2対6対2の法則は、出口治明氏の『知的生産術』でも、記載されています。この本の中で、さぼる2割に力を入れるより、上位2割にどんどん仕事を任せることが大事と行っています。上位2割が走り出せば、中位6割はおいていかれまいとしてスピードを上げ、残り2割も姿が見えなくなると不安になって動き出すということです。
経営者は、従業員の底上げをするより、上の2割を走らせることが肝心であり、秀吉もこの手を使ったのではないでしょうか。
確かに、上の従業員が退職したときに、くすぶっていた従業員が光り出すのは良く経験しますね。これも素晴らしい組織の活性化ですよね。